【評価項目】4.制度・施策実行「(求めに応じて)40歳以上の従業員の健康診断のデータの提供」

健康経営優良法人2019

(求めに応じて)40歳以上の従業員の健康診断のデータの提供

【本項目の概要】

健康診断データの提供

この項目は、健康経営に取り組む各法人が、保険者へのデータ提供の重要性を認識することで、保険者による健康医療情報の分析を通じた効果的・効率的な保健事業を推進する観点から問うものとなります。

【適合基準】

以下①又は②のいずれかを満たすことをもって適合とする。【選択式】

①保険者に対し、従業員の40歳以上の健康診断のデータを提供していること。

②保険者からの求めに応じ、40歳以上の従業員の健康診断のデータを提供する意志表示を保険者に対し行っていること。

回答様式にて、以下の何れかを選択できれば適合です。
 

1.データ提供済み
2.データは未提供だがデータの提供について保険者に同意済み

データ提供済みかどうか不明な場合は、保健者へ確認を行ってみてください。

 

【参考】協会けんぽへの健診データの提供について

1.健診結果データの提供方法

健診データの提供については、以下の2パターンございます。

A)健診機関から協会けんぽにご提供いただく方法

B)事業主様から協会けんぽに直接ご提供いただく方法
 1.健診結果票(紙)の写しを提供  または 
 2.電子データで提供

『A)健診機関から協会けんぽにご提供いただく方法』については、事業主様から、健診結果の提供についての同意書を協会けんぽの各支部にご提出するだけとなります。

『B)事業主様から協会けんぽに直接ご提供する方法』については、下記の「1.」「2.」の通りとなります。

1.健診結果票(紙)の写しを提供する場合

事業主様で管理している健診結果票(紙)の写しを提供します。

【提供の流れ】

① 健診結果票の健診項目が不足していないかチェックシートを使って確認

② 提供対象者に質問票兼同意書(協会けんぽの各支部のフォーマット)

③ 記載された質問票兼同意書を提供対象者から回収

④ 健診結果票の写しと、質問票兼同意書を協会けんぽに送付

⑤ 協会けんぽから事業主様に特定保健指導のご案内

 ※1 協会けんぽにご連絡すれば、提供対象者のリストを送付頂けます。

 ※2 事業者健診では必須になっていない問診(服薬情報・喫煙歴等)を聴取頂けます。また、健診項目以外(視力・聴力等)が含まれている可能性もあり、提供に関する同意を得れるようになってます。必要な問診を聴取した場合、提供対象者の同意を得ている場合は、同意確認書でも結構でも可。

2.電子データで提供する場合

協会けんぽのホームページから事業者健診結果データチェックツールをダウンロードし、健診結果を入力しCD-RまたはDVD-Rでご提出ください。
詳しくはこちらをご覧ください(ページ中程「CSV形式データに関する情報」)

【提供の流れ】

①事業者健診結果データチェックツールで健診データを作成

②事業所から協会けんぽに健診データ提供

③協会けんぽから事業主様に特定保健指導のご案内

 

3.提供するデータ項目

(1)基本データ
保険者番号、保険証の記号・番号、氏名(カナ)、生年月日、性別、健診機関名(コード番号)、受診日、郵便番号(事業所の郵便番号でも可)、住所(事業所の住所でも可)

(2)健診項目
身長、体重、BMI、腹囲、血圧、脂質(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール又はNon-HDLコレステロール)、空腹時血糖、ヘモグロビンA1c又は食事後(食事開始後3.5時間未満)を除く随時血糖、肝機能(GOT、GPT、γ-GTP)、尿検査(尿糖、尿たんぱく)

(3)問診項目
既往症、自覚症状、他覚症状、服薬情報、喫煙歴

(4)その他
メタボリックシンドローム判定、医師の診断、健診実施医師名

 

因みに、個人情報である健診結果を提供することは、法定の手続きとして制度化されており、個人情報保護法上も問題ありませんので、ご安心ください。