【簡単!助成金!】心の健康づくり計画助成金の申請から支給まで(第一回)

メンタルヘルスで簡単助成金

昨今、弊社のHPをご覧になった企業担当者や、セミナー参加企業の方々より問合せが多い「こころの健康づくり計画書」の助成金について、4回に分けて詳しく記事にしたいと思います。

第一回 心の健康づくり計画の申請と面談 ← 今回はここ
第二回 心の健康づくり計画の作成と周知・実行
第三回 メンタルヘルス対策促進員による確認
第四回 心の健康づくり計画助成金の支給申請

尚、今回は弊社所在地である兵庫県での対応となりますので、他の都道府県では若干異なる場合がございますので、予めご了承下さい。

こころの健康づくり計画書とは??

こころの健康づくり計画書については、弊社ストレスチェックサービスのサイトにも掲載しておりますが、独立行政法人労働者健康安全機構が、小規模事業場の事業者及び労働者に対し、産業保健サービスを提供することで「労働者の健康確保」を図ることを目的とした支援事業として行われている施策となります。

端的に申しますと、小規模事業者は産業保健関連の取組みを行う際、人的・資金的に厳しい経営を行っている事から、これらを取組む50名未満の事業場(事業者)に対し、全面的にサポートする事業となります。

そんな中、事業者側が従業員に対するメンタルヘルス対策が行え、かつ簡単に助成金の支給が受けられる取組みです。

受給金額=100,000円(1企業又は1個人事業主当たり将来にわたり1回限り)

受給対象となる事業者について

①労働保険の適用事業場であること。
②登記上の本店又は本社機能を有する事業場であること。
※個人事業主については、開業届(写)を提出致します。
③訪問したメンタルヘルス対策促進員から助言・支援を受け、新たに「心の健康づくり計画」を作成していること。
④作成した「心の健康づくり計画」を労働者に周知していること。
⑤「心の健康づくり計画」に基づき具体的なメンタルヘルス対策を実施していること。
⑥メンタルヘルス対策促進員から、「心の健康づくり計画」に基づき具体的なメンタルヘルス対策が実施されたことの確認を受けていること。

では実際に進めてみましょう!

1.産業保健総合支援センターへ依頼をしましょう。

各都道府県の産業保健総合支援センターへ申込みに関して問合せの上、ご確認頂いた方が良いと思います。
それぞれの地域で若干の違いはあるかと思いますが、FAXもしくはメールフォームで申込みとなるようです。
各都道府県の産業保健総合支援センター

兵庫県ではFAXによる申込書があります。

FAX申込書

2.メンタルヘルス対策促進員との日程調整

FAXもしくはメールにて依頼を行いますと、折り返しの連絡が入ります。

(右表は兵庫県版のFAX依頼書の記入例)

日程については、電話で事前確認すれば良いですが、余裕をもった日程で調整を行いましょう。

電話で事前確認
FAX申込書

3.メンタルヘルス対策促進員との面談

メンタルヘルス対策促進員との面談となりますが、最大3回まで来ていただけます。

企業で抱えている課題や、既に実践している内容を、メンタルヘルス促進員に伝えましょう。

その上で、計画書の作成について、どの様に進めていくべきか、細かくアドバイスがあります。

メンタルヘルス対策促進員

基本的に、「心の健康づくり計画」を行う事が必要ですので、「心の健康づくり計画書」の作成や、「ストレスチェック」「メンタルヘルス研修」などの実施計画でも、対策が行われているとみなして頂ける場合もあります。

 メンタルヘルス対策促進員の大半は、外部委託の方々ですので、事業者目線で相談に乗って下さいますので、ざっくばらんに相談すると良いでしょう。

次回の記事では「心の健康づくり計画書」の作成から、全体周知について述べたいと思います。