【簡単!助成金!】心の健康づくり計画助成金の申請から支給まで(第二回)

メンタルヘルスで簡単助成金

昨今、弊社のHPをご覧になった企業担当者や、セミナー参加企業の方々より問合せが多い「こころの健康づくり計画書」の助成金について、4回に分けて詳しく記事にしたいと思います。

第一回 心の健康づくり計画の申請と面談 
第二回 心の健康づくり計画の作成と周知・実行 ←今回はここ
第三回 メンタルヘルス対策促進員による確認
第四回 心の健康づくり計画助成金の支給申請

尚、今回は弊社所在地である兵庫県での対応となりますので、他の都道府県では若干異なる場合がございますので、予めご了承下さい。

こころの健康づくり計画書の作成について

こころの健康づくり計画書の作成については、メンタルヘルス対策促進員にてフォーマットを作成しているケースが多いと思いますが、今回はベーシックな計画書の書き方について、解説したいと思います。

また、ストレスチェックや、メンタルヘルス研修の実施予定であることで、メンタルヘルス対策が行われているとみなされる場合があります。その様な場合は計画書の作成まで求められることは無いので、以下の記事についてはスキップ頂き、第三回よりご覧ください。

1.計画書の書き方について

まず、前提としてメンタルヘルス対策を行うのにあたっては、会社全体としての取組みでありますので、従業員も一緒に取組まなければなりません(全体合意)。その上で、どの様な取り組み(目標)に対し、担当者を決め(役割)、いつまでに行うのか(期限)を決めなければなりません。

上記のポイントが網羅されていれば、ワードファイル1枚でも作成可能です。

【文章の構成について】

①本施策の方針を掲げましょう
 全体に周知するにあたり、何故これを行うのか?について、従業員に理解してもらうために、方針を示します。従業員の働く環境をより良くするためと、掲げた方が良いでしょう。

 

②目標をたてましょう
 方針を決めたのであるならば、どの様な職場環境を目標としていくのか?ゴールを描きます。現在の課題をもとに、どの様にしていきたいのか?イメージして作成しましょう。

 

③実施に対する役割分担を決めましょう
 本施策は、従業員を含めて取り組むものとなります。経営者だけで抱え込まず、担当者等を決めて、進めて行くようにしましょう。

 

④具体的な実施内容を決めましょう 実際に行う取り組みを記載し、実施時期も合わせて記載しましょう。まだ先の時期で具体的な日程は決められないのであれば、「〇月~〇月頃に」と言う記載でも構いません。

 また、取組む施策が思う浮かばないのであれば、メンタルヘルス対策促進員に対し、メンタルヘルス研修の依頼を行う事も可能です。研修についても立派なメンタルヘルス対策ですので、遠慮なく活用することもお勧めいたします。

 

⑤「①~④」を踏まえての評価や改善について
 今回作る計画が全てと言う事ではありません。場合によってはより良い対策に取組む事もありますし、計画通りに進まないケースもあると思います。その様な場合に計画に対し評価・改善を図る旨を記載した方が良いと思います。

 

色々と記載しましたが、分かり難いと思いますので、計画書の「サンプル案」は、下記URLにアップしておりますので、各自ご活用下さい。

 サンプル案(こちらよりDL)

 

今回の助成金については、計画を作成する事が目的となります。計画未達だからと言って咎められる事はありませんが、無理の無い計画で進めることをお勧めいたします。