⑦コミュニケーションの促進に向けた取り組み
【本項目の概要】
この項目は、役職や担当を越えた従業員同士の連携の強化や、メンタルヘルス不調の防止等のため、組織内のコミュニケーションを促進する取り組みを行っているかを問うものとなります。
【適合基準】
従業員同士のコミュニケーション向上を目的としたイベント等の取り組み又は、外部機関主催のイベント等への組織としての参加を、1年度に少なくとも1回以上定期的に、全従業員あるいは一部の従業員向けに実施していることをもって適合とする。
【適合事例】
単に従業員の中の有志により開催されたものは不適合とし、事業者が主体となっての取組みであることが必要となります。
実施している場合は、様式に記載のある下記選択項目より選ぶ事となります。
【選択項目】
- 従業員のコミュニケーション促進を目的とした懇親会やイベント等の実施
- 従業員のコミュニケーション促進を目的とした外部機関主催のイベント等への組織としての参加
- 従業員のコミュニケーション向上のためのオフィス環境の整備
つまり具体的には、以下の様な取り組みが、適合事例となっております。
- 心身の健康増進を目的とした社内旅行
- 家族同伴のイベントの実施(バーベキュー大会や運動会等)
- 部署や役職の関係なく集うランチ会
- 新規事業の立上げを目的とした分科会やタスクフォースの設置
- フリーアドレス(固定席の廃止)の導入
- 社内ブログや社内SNSなど
本項目については、組織や役職(階層)を越えた従業員同士のコミュニケーション(風通しの良さ)を問われる項目です。私の前職所属していた会社では、定期的に社長とのランチ会が実施され、経営層の方々や、別部署のメンバーとのコミュニケーションが図れ、お互いの立場を理解し合ういい機会でした。また、経営層の方々に仕事の悩みを聞いて頂く事で、モチベーションにもつながりました。この場合、1つ気を付けなくてはならないのは、会話で組織の課題があっても、所属部署のリーダーに対しては、吊るし上げを行わない事が重要です。
風通しを良くする事は、従業員の定着に大きく起因しますので、この項目は健康経営優良法人の申請の可否に関わらず、常に意識し、取組みされる事をお勧めいたします。