④健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
【本項目の概要】
組織の健康課題や労働環境の改善に向けた計画・具体的な数値目標を設定し、その達成・進捗状況の把握、評価等の実施(PDCAサイクルの構築)を問うものとなります。
【適合基準】
従業員の健康課題を踏まえ、従業員の健康保持・増進、過重労働防止に関する計画を策定し、具体的な数値目標や計画、実施(責任)主体及び期限を定めていることをもって適合とする。
なお、本項目では「目標・計画の設定」という取り組みを評価するため、目標の達成状況は問われません。
【適合事例】
下記は記入例(参考)です。
この会社は、従業員の健康課題はいくつかある中、特に「生活習慣病予防」「社員間の風通しの良さを」早急に改善すべく、今年の7月、各部署に歩数計を配布し、「部署別対抗ウォーキング」を、人事部が企画し全社で実施。参加者については、全従業員の80%の参加を目標として進める。毎月1日の平均歩数を掲示し、来年度には、全従業員の80%を達成させたい。
本項目は達成するより、目標(計画)を立てているかを問われます。計画の内容については、a)、b)にリンクしている事が必要ですので、記入漏れが無い様に。
上記の様な場合は、目標数値を1日の平均歩数としても問題ありません。
各企業にて行われている取組みを、そのまま記載すれば大丈夫です。
今から目標設定を行うのであれば、以下の様な目標でも有りかと思います。
- 有給休暇の取得率
- 時間外労働の削減率
- 喫煙率の削減
- インフルエンザの感染率 等々…
目標(計画)を立てた際には、全従業員に対し、取組みについては周知等を行うようにしましょう。